国際総合政策学科Department of International Studies

講義紹介

必修科目
国際関係論Ⅰ(理論)教授:鄭 勛燮(チョン フンソプ)
  • 基礎理論を通じて戦争と平和について考える

    国際関係論は、20世紀の二度の世界大戦を契機に生成し、発展してきた学問です。戦争の防止と平和の達成を探求する学問として生まれたので、この問題は今日においても、国際関係論の研究が答えるべき究極の課題であるといえます。本講義では、戦争と平和に関連する主要な国際関係の基礎理論(リアリズム、リベラリズム、コンストラクティヴィズム、及びその派生理論)を学ぶことを目的としています。受講者は、国際関係の基礎理論を通して知識を体系的に習得するとともに、それらの理論の長所と短所を比較・評価する力を養います。

専門科目
地域研究(中東)准教授:小副川(おそえがわ)
  • 日本にも様々な影響を与える中東情勢について学ぶ

    中東地域に含まれる国家の名前やその特色について学んだ上で、同地域で世界的に注目を集めている出来事について学習していきます。最近では、今世紀最大の人道危機と言われているシリア内戦を主に取り上げていますが、今後はガザ情勢も扱う予定です。シリア内戦がなぜ発生したのかを多方面から考察することにより、物事を多面的に捉える力が身に付きます。また、内戦という事象は今後も世界各地で発生し続ける可能性が高いことに加え、国内外に様々な影響を与えることから、シリア内戦に関して学んでおくことは社会生活を送る上で役立ちます。

必修科目
マーケティング論 准教授:金﨑 賢希(まさき)
  • 実践で役立つ「使える」学びを身に付ける

    マーケティングの目的は、「商品が売れる仕組み」をつくることにあります。ただし、押し売りをせず、自然に売れなければいけません。そのために、講義では人々が抱える困りごとを探り出し、それを解決する形で、商品を生み出し・伝え・届けるためにはどうしたらよいかを検討します。また講義では、ケースメソッド方式を採用し、例えば、地方自治体による訪日外国人観光客の誘致など実際に起こった出来事に登場する人物になったつもりで考え、クラスで議論しています。国際経営論とあわせて受講することで、グローバル市場の開拓に役立ちます。

Interview

興味を広げ、多角的な視点で学ぶことができる

国際総合政策学科 3年
菊地 優奈 さん

2021年に起きたミャンマーの軍事クーデターがきっかけで、国際政治や国際協力、貧困、人権侵害、難民といった様々な問題に興味を持ちました。本学科は、国際関係に関して幅広く学ぶだけでなく、国際関係を様々な視点から考察できることも魅力です。講義は、先生方が専門的な知識と豊富な経験を交えて分かりやすく教えてくれるので、知的好奇心が高まります。また、授業を通してプレゼンテーションやグループディスカッションを数多く重ねることで、多様な考え方があることを学び視野が広がりました。