市民公開講座

Public Lectures

年に2回、上期と下期にそれぞれ数回ずつ行われる公開講座です。参加は自由、受講料は無料です。

令和6年度 上期市民公開講座のご案内

統一テーマ:
「スポーツ文化とフランス文化を知ろう
~パリオリンピック・パラリンピック開催を前にして~」

概要 

■期日
2024年6月5日(水)~6月26日(水)
■時間
18時15分~19時45分
■会場
日本大学国際関係学部三島駅北口校舎
■申込方法
申込書に必要事項を記入の上、郵送・FAX・メールのいずれかの方法でお申し込みください。
上期市民公開講座要項をご参照ください。
上期市民公開講座申込書 Excel版をご参照ください。
上期市民公開講座申込書 PDF版をご参照ください。
  • ※ 本学学生は直接会場へお越しください。(事前の申し込みは不要です)
■問い合わせ先
日本大学国際関係学部 研究事務課 市民公開講座係
TEL 055-980-0808
FAX 055-980-0879
Mail ir-kouza3@nihon-u.ac.jp
■申込期日
各開講日の2日前まで
■注意事項
  1. 講師の病気、その他やむを得ない事情により、講座を延期または中止することがあります。
  2. 受講許可の通知はいたしませんので、当日、直接会場にお越しください。
  3. 万一の場合(休講など)の連絡をいたしますので、「申込書」には住所・電話番号を必ずご記入願います。
  4. 本校では車・バイクの乗り入れはできません。徒歩または電車・バス等の公共交通機関をご利用ください。

講座の日程と内容

統一テーマ:「スポーツ文化とフランス文化を知ろう
~パリオリンピック・パラリンピック開催を前にして~」


1回

6月5日(水)

講師 日本大学国際関係学部 助教 G.オリビエ
演題 フランス人の考え方に迫る!~教育・仕事・社会から紐解くフランス~

2回

6月12日(水)

講師 日本大学スポーツ科学部 教授 北田 典子
演題 オリンピックってどんな存在?日本とフランスの柔道の捉え方

3回

6月19日(水)

講師 日本大学国際関係学部 助教 加藤 秀治
演題 パラリンピックから考えるスポーツの多様性

4回

6月26日(水)

講師 日本大学国際関係学部 准教授 髙塚 浩由樹
演題 アルベール・カミュの『手帖』 ― 事後的に加えられた修正の謎

第1回 6月5日(水)
「フランス人の考え方に迫る!
~教育・仕事・社会から紐解くフランス~」

G.オリビエ

今年は、パリオリンピック・パラリンピックの開催と相まって、フランス文化に関する報道が多くなると思われます。そこで本講演では、フランスの習慣・特徴を紹介しながら、フランス人の価値観やものの捉え方について解説していきます。具体的には、「なぜフランスにストライキの文化があるのか?」、「フランスにおける『考える力』の育て方とは?」など、教育、仕事、社会の観点からフランス人の考え方に迫り、フランス人の考え方や行動への理解を深めます。

第2回 6月12日(水)
「オリンピックってどんな存在?日本とフランスの柔道の捉え方」

北田 典子

柔道は日本発祥の武道、しかしフランスでの柔道人口は、日本の3倍と柔道人気が高い。
なぜこのように日本の柔道がフランスでは受け入れられているのか?
なぜ発祥国の日本ではそれほどの人気が得られないのか?
柔道の歴史と共に柔道と言う日本の武道を考えていきましょう。またオリンピックと言う舞台での体験や、金メダルに到達するまでの選手たちの苦悩、日本選手が背負っている責任など、頂点を極めた多くの金メダリストの共通点や、メダルの価値についてお伝えします。
同時にフランスでの「柔道」に対する捉え方がどのようなものなのか?その捉え方が柔道人口に直結しています。日本の誇れる柔道を皆さんと共に考えていきたいと思います。

第3回 6月19日(水)
「パラリンピックから考えるスポーツの多様性」

加藤 秀治

パラリンピックとは、障がいのあるアスリートが出場できる世界最高峰の国際競技大会である。今回は8月28日から9月8日の日程でオリンピックと同じくパリにて開催される。前回の東京大会に向けて日本では多様性の尊重を含めたパラリンピック教育が展開された。障がい者スポーツの大会ではクラス分けやルール変更などの工夫によって競技が実施されている。本講演では、競技紹介やルール解説も含めつつ、パラリンピックを通してスポーツの多様性について考えていきたい。

第4回 6月26日(水)
「アルベール・カミュの『手帖』 ― 事後的に加えられた修正の謎」

髙塚 浩由樹

『異邦人』や『ペスト』で知られるフランス人作家アルベール・カミュは、1957年に44歳の若さでノーベル文学賞を受賞する。しかし、その約2年後、彼は自動車事故でこの世を去る。死後に出版された『手帖』は、不慮の死によって遺された、彼の人生と芸術の「客観的証拠」とみなされてきた。だが、カミュは生前、『手帖』の一部に修正を加えていた。そして、出版された『手帖』に採用されたのは、修正後の原稿だったのである。カミュは、いつ、そして、なぜ、自分の『手帖』に修正を加えたのか。本講演はこの『手帖』の修正の謎に迫る。