市民公開講座

Public Lectures

年に2回、上期と下期にそれぞれ数回ずつ行われる公開講座です。参加は自由、受講料は無料です。

令和5年度 下期市民公開講座のご案内

統一テーマ:
「アフターコロナの観光と交流~地域社会を変える観光のチカラ~」

概要 

■期日
2023年11月8日(水)~11月29日(水)
■時間
18時15分~19時45分
■会場
日本大学国際関係学部三島駅北口校舎
  • ※ 新型コロナウイルス感染症の状況により、事前申し込みによるオンライン方式に変更し、開催する場合があります。
■申込方法
申込書に必要事項を記入の上、郵送・FAX・メールのいずれかの方法でお申し込みください。
下期市民公開講座要項をご参照ください。
下期市民公開講座申込書 Excel版をご参照ください。
下期市民公開講座申込書 PDF版をご参照ください。
  • ※ 本学学生は直接会場へお越しください。(事前の申し込みは不要です)
■問い合わせ先
日本大学国際関係学部 研究事務課 市民公開講座係
TEL 055-980-0808
FAX 055-980-0879
Mail ir-kouza3@nihon-u.ac.jp
■申込期日
各開講日の2日前まで
■注意事項
  1. 講師の病気、その他やむを得ない事情により、講座を延期または中止することがあります。
  2. 受講許可の通知はいたしませんので、当日、直接会場にお越しください。
  3. 万一の場合(休講など)の連絡をいたしますので、「申込書」には住所・電話番号を必ずご記入願います。
  4. 本校では車・バイクの乗り入れはできません。徒歩または電車・バス等の公共交通機関をご利用ください。
  5. 新型コロナウイルス感染症の状況により事前申し込みによるオンライン方式に変更し、開催する場合があります。オンライン方式での受講については「オンライン受講に変更した場合の注意事項」をご確認願います。
■オンライン受講に変更した場合の注意事項
  1. オンライン方式の場合は、パソコンまたはタブレット端末等を利用しての受講となります。
    なお、画面の大きさや機能に制限がありますが、スマートフォンでも受講可能です。
    また、安定したインターネット回線の準備が必要となります。
    通信利用料金は別途発生します。各自でご負担ください。
  2. 各講座において使用する資料がある場合は、申込書に記載の住所または、メールアドレスに送付いたします。
  3. 日本大学国際関係学部研究事務課は各自のパソコンやタブレット端末等の操作、環境設定に関するサポートはいたしかねますので予めご了承ください。
  4. 質問等は各講座終了後、質問用紙にご記入いただき研究事務課宛にメ―ルでご送付ください。講演者から回答が届き次第メールにて回答いたします。
  5. 出席は全講座終了後のアンケート用紙に回答いただき、確認します。
  6. 受講者のオンライン講座映像の撮影、録画、録音は固くお断りいたします。
  7. 講座での配布資料等を本講座以外で利用することは固くお断りいたします。
  8. 講座の視聴URL等を第三者と共有することは固くお断りいたします。
  9. 受講は受講登録者本人に限ります。非登録者を含む複数人での受講は固くお断りいたします。(家族で申し込まれた方はこの限りではありません。)
  10. 6~9にあたる行為が発覚した場合には、それ以降の参加資格を取り消します。

講座の日程と内容

統一テーマ:「アフターコロナの観光と交流~地域社会を変える観光のチカラ~」


1回

11月8日(水)

講師 日本大学国際関係学部 准教授 宮城 博文
演題 観光が地域社会に与えるインパクト~国内外の事例をもとに~

2回

11月15日(水)

講師 日本大学国際関係学部 准教授 矢嶋 敏朗
演題 旅行者目線から見る地域社会と観光

3回

11月22日(水)

講師 日本大学国際関係学部 教授 永田 美江子
演題 三島のフードツーリズムと発酵ツーリズム

4回

11月29日(水)

講師 日本大学国際関係学部 教授 宍戸 学
演題 観光が創る新しい社会~地域における観光まちづくり教育~

第1回 11月8日(水)
「観光が地域社会に与えるインパクト~国内外の事例をもとに~」

宮城 博文

近年の未曽有の不況、他地域との競争の激化、消費者におけるレジャー・余暇生活の重視に伴い、地域において「観光」が注目されています。特にコロナ禍においても、自治体や観光関連業界は、観光を通じて社会・経済的なレジリエンス(耐性)を強化しています。他方で、観光は脆弱性、隔絶性、および周辺性という特徴を有しており、コロナ禍のような危機は、地域に経済的、社会的ひずみをもたらしています。そこで、本講演では、観光が地域に与える経済や社会・文化的影響等について,肯定的・否定的な側面から紹介します。

第2回 11月15日(水)
「旅行者目線から見る地域社会と観光」

矢嶋 敏朗

コロナも落ち着き三島駅界隈でも観光客が増えてきました。三島には誰が?何を利用して?何処から?何を目的に来ているのでしょうか?三島は富士/箱根伊豆のゲートウエイとして外国人旅行客を中心に活性化できる可能性が大いにあります。そのためには何が必要で何が課題であるか会場の皆様と一緒に考えたいと思います。また、上手な旅行会社やインターネットでの旅行の申し込み方もお話しします。

第3回 11月22日(水)
「三島のフードツーリズムと発酵ツーリズム」

永田 美江子

東海道五十三次の宿場町であり、東海道の難所のひとつ“箱根八里”ともかかわりのある歴史を持つ三島は、「箱根西麓三島野菜」と呼ばれる馬鈴薯、サツマイモ、人参、大根、などが生産され首都圏へ出荷されている。そして、三島の街は「三島コロッケ」は、もちろんのこと、それらの野菜を使ったイタリア料理店が多い。さらに富士山の伏流水で育てられたうなぎのおいしさには定評がある。また、三島には2つの麹店が存在し、農兵漬けと名付けられた三島独自のブランド発酵食品やわさび漬けなどを新しい形にアレンジして提供する飲食店も少しずつ増えてきている。健康志向ブームで、発酵に注目が集まる中、発酵ツーリズムという概念が表れたこと。発酵ツーリズムは手段であり、取り組む地域の目的は「地域振興」だということである。また、発酵ツーリズムには発酵と場所のつながりが重要であり“まちからの視点”が欠かせない。本講演では、三島という街の特性、ことに東海道の宿場町であったことが、三島独自の発酵に何らかの影響を与えたのではないかということを考えていきたい。

第4回 11月29日(水)
「観光が創る新しい社会~地域における観光まちづくり教育~」

宍戸 学

観光立国の推進において、人材育成は重要な課題である。大学では、近年、観光学部や学科の開設が増加しており、小中高校で観光を学ぶ機会も見られる。特に高校においては、2022年の新学習指導要領において、商業科の科目「観光ビジネス」が導入された。政府は観光を支える専門人材の育成だけでなく、地域理解やシビックプライドの醸成などを目的に「観光まちづくり教育」を進めようとしている。本講演を通して、観光まちづくりの理念とそれに関する地域教育について考え、観光教育を通した新しい地域づくりについて考えたい。