市民公開講座

Public Lectures

年に2回、上期と下期にそれぞれ数回ずつ行われる公開講座です。参加は自由、受講料は無料です。

概要

■期日
2021年11月3日(水)~11月24日(水)
■時間
18時15分~19時45分
■会場
日本大学国際関係学部三島駅北口校舎
  • ※ 新型コロナウイルス感染症の状況により、事前申し込みによるオンライン方式に変更し、開催する場合があります。
■申込方法
下期市民公開講座要項をご参照ください。
下期市民公開講座申込書をご参照ください。
■問い合わせ先
日本大学国際関係学部 研究事務課 市民公開講座係
TEL 055-980-0808
■申込期日
各開講日の2日前まで
■注意事項
  1. 講師の病気、その他やむを得ない事情により、講座を延期または中止することがあります。
  2. 受講許可の通知はいたしませんので、当日、直接会場にお越しください。
  3. 万一の場合(休講など)の連絡をいたしますので、「申込書」には住所・電話番号を必ずご記入願います。
  4. 本校では車・バイクの乗り入れはできません。徒歩または電車・バス等の公共交通機関をご利用ください。
  5. 新型コロナウイルス感染症の状況により事前申し込みによるオンライン方式に変更し、開催する場合があります。オンライン方式での受講については「オンライン受講に変更した場合の注意事項」をご確認願います。
■オンライン受講に変更した場合の注意事項
  1. オンライン方式の場合は、パソコンまたはタブレット端末等を利用しての受講となります。
    なお、画面の大きさや機能に制限がありますが、スマートフォンでも受講可能です。
    また、安定したインターネット回線の準備が必要となります。
    通信利用料金は別途発生します。各自でご負担ください。
  2. 各講座において使用する資料がある場合は、申込書に記載の住所または、メールアドレスに送付いたします。
  3. 日本大学国際関係学部研究事務課は各自のパソコンやタブレット端末等の操作、環境設定に関するサポートはいたしかねますので予めご了承ください。
  4. 質問等は各講座終了後、質問用紙にご記入いただき研究事務課宛にメ―ルでご送付ください。講演者から回答が届き次第メールにて回答いたします。
  5. 出席は全講座終了後のアンケート用紙に回答いただき、確認します。
  6. 受講者のオンライン講座映像の撮影、録画、録音は固くお断りいたします。
  7. 講座での配布資料等を本講座以外で利用することは固くお断りいたします。
  8. 講座の視聴URL等を第三者と共有することは固くお断りいたします。
  9. 受講は受講登録者本人に限ります。非登録者を含む複数人での受講は固くお断りいたします。(家族で申し込まれた方はこの限りではありません。)
  10. 6~9にあたる行為が発覚した場合には、それ以降の参加資格を取り消します。

講座の日程と内容

統一テーマ:「伊豆と外国との交流史」


1回

11月3日(水)

講師 日本大学国際関係学部 教授 淺川 道夫
演題 蘭学と幕末の海防

2回

11月10日(水)

講師 日本大学国際関係学部 教授 濵屋 雅軌
演題 幕末の伊豆における日米関係

3回

11月17日(水)

講師 日本大学国際関係学部 教授 安元 隆子
演題 ヘダ号建造と日露の人々の交流

4回

11月24日(水)

講師 公益財団法人 江川文庫嘱託学芸員 橋本 敬之
演題 幕末から明治初期,伊豆を訪れた外国人

令和3年度 下期市民公開講座のご案内

統一テーマ:「伊豆と外国との交流史」

第1回 11月3日(水)
「蘭学と幕末の海防」

淺川 道夫

 幕末の日本において、欧米列強の外圧を背景に海防政策が本格的に打ち出されるようになったのは、文化年間のことである。 当初は在来の軍事技術(和流の砲術や築城術)を用いて沿岸の防備を固めていたが、西欧列強の軍艦に対する防禦力の不足が、モリソン号事件(天保8年)により露呈することとなった。
 この頃から、蘭学にもとづく西洋軍事技術導入の必要性が認識されることとなり、オランダから輸入された軍事技術書の翻訳が盛んにおこなわれるようになった。同時に、西洋式火器(小銃や大砲)の運用や製造、それらの戦術的運用が研究されるようになる。この先駆者となったのが、高島秋帆・江川坦庵・下曾根金三郎らであり、特に江川は天保~嘉永期における江戸湾海防の中核を担った。
 西欧におけるこの時期の軍事技術は、前装滑腔式(砲腔に施条がなく、弾薬を砲口から装填する仕組み)の火器を主流としたものであり、幕末の日本でもこの段階の技術を輸入・消化することに務めた。ちなみに江川が設計にあたった品川台場も、オランダの築城技術をもとに、前装滑腔砲の技術段階に対応したものだった。注目すべき点は、西洋式火器の製造や西洋式台場の築造にあたって、日本の在来技術を駆使しつつ、独力でこれを倣製したことであり、明治維新後の兵器独立の足掛かりが幕末期に形成されていたことが知られる。
 今回の講話では、蘭学を通じての海防にまつわる軍事技術導入について、当時の翻を見ながらお話ししたい。

第2回 11月10日(水)
「幕末の伊豆における日米関係」

濵屋 雅軌

 伊豆国が幕末に、周辺地域とどのような関係を持ちながら、国際関係を構築・展開していったのかということについて、近世から近現代にかけての歴史的背景の流れを踏まえ、 幕末の下田における日米関係に焦点を当てて、漁業・海運・海上警備・海岸防備・外交・観光や、避難・保護・補給といった海事との関連で、構造的に解明していきたい。

第3回 11月17日(水)
「ヘダ号建造と日露の人々の交流」

安元 隆子

 1854年、日露通好条約締結のために来日したロシアのプチャーチン提督ら一行は、下田湾で大地震と津波に襲われ沈没したディアナ号の代替船を戸田で建造しました。このヘダ号建造は日露の人と技術の交流の成果です。今回は、博物館などの所蔵以外に残存する史料も紹介しながら鎖国時代の伊豆の人々とロシア人との交流をご紹介します。また、他の造船や日露交流ゆかりの地と比較し、この史実を語り継ぐための今後の取り組みについても考えていきます。

第4回 11月24日(水)
「幕末から明治初期,伊豆を訪れた外国人」

橋本 敬之

 幕末に伊豆を訪れた外国人はアメリカ総領事となったハリスがその代表であるが、 今回は熱海温泉外国人湯治となった第1号イギリス公使オールコックを中心に紹介する。 明治初期には、フランス人の風刺画家であるジョルジュ・ビゴーを中心に紹介したい。 ビゴーといえば、中学校や高校の社会科の教科書に必ず作品が挿図で紹介されているが、修善寺温泉に逗留し、多くのスケッチ画を残した。 それらのスケッチ画は、多くの方がご存じの風刺画ではないが、その後、オールコック同様熱海温泉に湯治に出かける。 ここでは、多くの風刺画を描き残している。修善寺温泉でゆっくりしている間に故郷が恋しくなり、フランスへ帰る準備を始めるが、修善寺は郷愁を誘う場所かもしれない。