明治元年（１８６８年）から起算して平成30年は満１５０年の年にあたります。本図書館には『北亜墨利加合衆国人物真像之図，伊豆・相模・安房・上総・下総御固大平鑑』や『東京土産』（明治4 年発行）をはじめとした維新前後の稀覯本を多数所蔵しており，この機会に学生，教職員，地域の方々を対象に親しんでもらうため、所蔵資料の展示を行っております。
第1部では天保年間に始まる明治維新前の前近代社会における首都・江戸の有様を、第2部では嘉永6（1853）年から嘉永7・安政元（1854）年にかけての、ペリー艦隊の浦賀や下田等への来航、日本側の海防や日米交渉、日米和親条約の締結と下田開港の様子を、第3部では日米和親条約がきっかけとなり、日本は西洋諸国に対して次々と開国をすることになり、明治維新によって天皇を中心とする中央集権の強い新政府が成立し、首都の江戸は東京と名称を改めて、日本の近代化の中心的存在となっていった様子を、そして第4部では明治維新から半世紀ほど経過して前近代を回顧する過程を垣間見る機会となれば幸いです。

期間　平成３０年１月１８日（木）〜１０月３１日（水）
場所　日本大学図書館国際関係学部分館1階玄関ホール
主催　日本大学図書館国際関係学部分館

図書館事務課