大学院 国際関係研究科 国際関係研究専攻Graduate School of International Relations Course of International Relations Studies

国際的な問題へ学際的にアプローチ

世界の各地域における諸問題に対し、政治・経済・法律・開発・環境・情報等の視点から研究を行う「国際関係」部門と、各国の文化・文学の比較や異文化コミュニケーション等の文化的フィールドから研究を行う「国際文化」 部門の双方の領域を視野に入れ、総合的・学際的なアプローチを試みます。そして、専攻分野における研究能力を養い、専門性を要する職業等に必要な高度の能力を持つ人材を養成します。

安全保障コースプログラム

安全保障問題に関する高度な専門知識を有する人材を養成します。

翻訳コースプログラム

翻訳の理論・方法・実践に関する高度な知識と技術を有する人材を養成します。

ダブル・ディグリー・プログラム

日本大学国際関係学部とイリノイ州立大学社会学・人類学科間の学術文化交流に関する覚書に基づくダブル・ディグリー・プログラム実施に係る合意書締結に伴い、日本大学大学院国際関係研究科国際関係研究専攻博士前期課程に所属する学生が最短2年間で本研究科及びイリノイ州立大学社会学・人類学科の2つの修士号を取得することができます。

学びのステップ
1
年次
博士前期課程
標準コース
博士前期課程
1年コース
〈社会人対象〉
  • 研究指導教員の授業科目を含めた専攻分野の授業科目を履修
  • 他の専攻分野の授業科目を履修
  • 研究指導教員の研究指導
  • 研究指導教員の授業科目を含めた専攻分野の授業科目を履修
  • 他の専攻分野の授業科目を履修
  • 研究指導教員の研究指導
学位(修士)論文提出 1月
最終試験 2月
  • 学位(修士)論文を中心とした口述試験
学位(修士)授与 3月

2
年次
  • 専攻関連分野科目を履修
  • 研究指導教員の研究指導
学位(修士)論文提出 1月
最終試験 2月
  • 学位(修士)論文を中心とした口述試験
  • 外国語の筆記試験
学位(修士)授与 3月

日本と中国の食料貿易構造の変化と、食料安全保障を考察

樊 理娜 さん
国際関係研究科 国際関係研究専攻 博士前期課程2年
樊 理娜 さん

私が大学院への進学を目指したきっかけは、国際ビジネスコースで経済学を学び、経済の法則が人々の行動から生まれることや、経済活動が国家間の関係や全世界へ影響を及ぼすことに興味を持ち、その真理を深掘りしたいと思ったからです。学部2年次からは現在の指導教官である陳先生のゼミナールに所属し、中国の経済について研究してきました。今は経済活動の中でも特に「食」にテーマを絞り、日本と中国の経済発展に伴う食料構造の変化と相違性、貿易政策、そして両国の共同発展について、経済的側面から考察しています。食をテーマにした理由は、食料安全問題が人類の健康や生存、さらには世界の平和と安全に影響することから、人々が健康かつ健全な将来生活を送るための新たな可能性を探りたいと思ったからです。本専攻では様々な分野の先生から、自分に不足している視点をアドバイスいただくことができ、成長を実感できます。誰もが健康で幸せな生活を送れるようになることに、この研究が少しでも役立てばと思っています。